自然写真家・栗田貞多男の撮影日記

Sadao kurita Photography Diary


JPS(日本写真家協会)自然写真家・栗田貞多男の信州の四季の撮影記録を綴ります。
(写真の無断使用はかたく禁じます)

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

北アルプス・槍ヶ岳を突き差す落日のドラマ

いよいよ、というよりはあっという間の年の瀬となってしまいました。 本年最後のブログ....ということで、最も印象的な落日シーンをご覧ください。 長野市から直線距離にして約100キロメートル。 北アルプス槍ヶ岳は、はるか南西方向に小さく望めます。そ…

初冬の小さなシーン、霜と落葉

凍えるような里山の朝、小道にはコナラやさまざまな木々の落葉が霜をつけています。 特に目立つのは、ミズナラの葉。 ノコギリの大きな刃のような形が霜にフチ取られて一層はっきりします。 まだ緑色の小さな下草もそれなりに、皆、白く装おっています。 撮…

国蝶・オオムラサキ 越冬幼虫調査(長野市松代)

一ヶ月近く過ぎてしまいましたが、長野市郊外の松代の里山で、オオムラサキ越冬幼虫の調査を地元の方々主催にて行い、私も参加しました。 期日は11月24日。長野県北部、標高約300メートルのこの地では、ちょうどこの頃直前に一気に寒くなり、オオムラサキ幼…

朝焼けの北アルプス

12月に入り、北アルプス連山もしっかりと雪化粧。 早朝、長野市内の自宅を出て、戸隠高原の西端、大望峠へ。 名のごとく、北アルプスが一望。八方尾根から五竜・鹿島槍、はるか南端には常念・槍ヶ岳まで遠望できます。 惜しむらくは白馬三山が手前の一夜山に…

新雪と紅葉のコントラスト

長野県北部の飯綱高原。2015年に「妙高戸隠連山国立公園」として新たに指定された妙高山、黒姫山を望む霊仙寺湖があります。 新雪の湖畔には、メタセコイアの大木があり、まだ紅葉に彩られて背景の山々とのコントストも美しい。 1月中〜下旬になると湖面は結…

山村残照

長野市内からマイカーで1時間足らずの戸隠高原は、由緒ある戸隠神社の地でもあり、宝光社・中社・奥社と続く。 そのいちばん手前の宝光社周辺は田畑も多く、イネ・ソバ・豆類などが栽培されている、のどかな地である。 戸隠連峰はすでに陽も落ちているが、…

戸隠高原・鏡池夕映え

今秋、戸隠連峰は新雪が遅く、なかなか新雪のベストシーンに出会えてませんでしたが、12月2日、夕映えに染まり湖面に映り込む姿を撮りに鏡池に。 幸い、昼過ぎから空を覆っていた雲は見事に晴れ渡り、湖面もまさしく磨き込んだ鏡そのもの。 西岳の突峰は陽を…

黎明の鹿島槍ヶ岳

端正な双峰で知られる北アルプス後立山連峰の盟主・鹿島槍ヶ岳(2889m)。 その双峰が最も美しく望める地は、大町市黒沢高原・大町市美麻・小川村あたりでしょう。 南峰と北峰が違いに拮抗しつつ比の打ち所のない調和を保ち、美と険しさをみせてくれます。 …

信州・冬の味覚、野沢菜

信州の冬の味覚といえば、野沢菜漬け。スキーを滑りまくった後、暖かな温泉に入り、部屋で食べる冷たい野沢菜漬け.....そしてアツアツの地酒!!これは、もう信州の冬ならでは! その野沢菜の収穫もそろそろ終盤。信州各地では野沢菜(北信)やその地伝統の…

初冬の北信濃。柿と新雪の鹿島槍ヶ岳

長野市から1998冬季NAGANOオリンピック道路を白馬村へ約40分。 「日本の美しい村」としてもアピールしている小川村に入ると、北アルプス後立山連峰の鹿島槍ヶ岳から白馬連峰に至る山稜が見えてきます。 今の季節、里の紅葉は終わったものの、後立山連峰はほ…

戸隠鏡池・結氷する

パワースポットとしてもすっかり有名になった戸隠高原の鏡池。はるか西方に望む北アルプス連山の雪化粧から遅れること約半月、ようやく急峻な岩峰も白く装ってきました。 11月25日の新雪から3日後、冬ならではの紺碧の青空となり、雪積もる北道から鏡池へ。…