八方尾根のギフチョウとヤマギフについて
長野県白馬村の八方尾根は黒菱平(標高約1,600m)から第一ケルン周辺(標高約1,800m)まで、山麓(標高約800m)から連続してギフチョウが生息しています。
山麓での発生は4月中下旬からですが、黒菱平では5月中下旬となります。5月20日頃、黒菱平の半湿地はようやく雪解けとなり、その地で発生した新鮮な個体と、下から飛翔してきたボロ個体が飛び交い、追尾飛翔を行います。
ところで、この地のギフチョウはいわゆる「ヤマギフ」でしょうか?
残念ながら、特有の隔離された一群ではなく、下からの飛翔個体と混じり合っているため「ヤマギフ」とは言えないと考えられます。
また、白馬村では2種とも村指定天然記念物指定のため、採集確認が出来ず、まったく残念なことです。
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