自然写真家・栗田貞多男の撮影日記

Sadao kurita Photography Diary


JPS(日本写真家協会)自然写真家・栗田貞多男の信州の四季の撮影記録を綴ります。
(写真の無断使用はかたく禁じます)

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

信州北部。減少するヒメギフ、増加するギフチョウ

約半世紀、50年ほども前。長野県北部の長野市周辺はヒメギフチョウだけの世界でした。 長野市から北へ50キロほどの飯山市黒岩山以北、及び西へ50キロほどの白馬山麓はギフチョウの世界でしたが、長野市周辺は、カンアオイが生育せずヒメギフチョウだけが各地…

アルプスの見えるヒメギフチョウ生息地

白馬山麓オススメ撮影ポイント第一番は、 新田神社のある小山山頂。 はるかに残雪の八方尾根を望み、参道に沿って植えられたオオヤマザクラの花から花へ「春の舞姫」が舞う・・・。 まさに夢のようなシーンが展開します。 4月15日〜20日頃がベストです。 小…

白馬山麓 ギフチョウ・ヒメギフチョウ 発生状況!!

今春の白馬山麓は残雪も少ないものの、吸蜜源のカタクリもまだ咲いていません。 一年ぶりのリュードルフィアの姿も、新田のヒメギフからはじまり、八方のギフ、神城のギフ・ヒメギフ混棲地など続々と姿が見れるでしょう。 4月12日(木)の状況....。 新田の…

【特集】ギフチョウの里 「第10回 / ギフとヒメギフ、どちらが早く羽化!?」

ギフチョウとヒメギフチョウの混棲地としては東北や北信濃の一部などが知られていますが、このような地では、どちらが早く羽化するのでしょうか。 長野県北部、信越県境に位置する混棲地は、豪雪地帯としても知られますが、両種の発生はヒメギフチョウが4月…

【特集】ギフチョウの里 「第9回 / 春一番、ヒメギフチョウ羽化」

早春、ギフチョウ・ヒメギフチョウの地表にある蛹からの羽化は、毎春見ていながら感動もの!! あの固い殻にピシっと胸部と腹部間に一つの筋入り、見る間に成虫が抜け出します。 抜け出した直後、成虫は地表をめまぐるしく歩き回り、近くの小枝や突きだした…