白馬山麓 フクジュソウに越冬エルタテハ訪花
白馬山麓へ、ギフチョウ・ヒメギフチョウの様子見がてら早春の撮影行。
AM11:00で気温は21度。春の陽気につられてエゾスジグロシロチョウや越冬後のタテハ類が舞いおどり、長かった冬を忘れさせてくれます。
10年以上前に訪れた飯森のザゼンソウ群生地は、まだ半分雪の中。
その雪の中から濃赤褐色のザゼンソウが頭をのぞかせる....そんなシーンを探すものの、ほとんどザゼンソウ見当たらず。時期的には開花に合わせたはずがなぜ?
ようやく2〜3の小さめの花を見つけました。
生育環境の大きな変化は見られず、近年の温度上昇によるものでしょうか。
やっと見つけたザゼンソウ。かつては群生地だったが...
それでも小さなお地蔵様のような姿はかわいらしい
ザゼンソウはあきらめて、道沿いのフクジュソウの群生を撮っていたら、赤茶色のタテハチョウが訪花。なんと越冬後のエルタテハでした。
この花とチョウのシーンは初めて。いささかボロでしたが、白馬らしいラッキーな出会いでした。
道沿いに咲くフクジュソウ。バックの白い山は栂池方面。
フクジュソウに訪花した越冬後のエルタテハ
ギフチョウ・ヒメギフチョウ 飼育まだ羽化せず
地表の古い樹皮内側に蛹化(『ギフチョウの里』より)
例年、今頃には羽化するギフチョウ・ヒメギフチョウが一頭も羽化しません。
考えてみると、今年の長野市の3月の平均気温は3〜5℃ほど低いようで、オオムラサキ越冬幼虫も、じっと葉の裏に止まったまま.....。
今週末は天候悪化の予報なので、来週あたりから長野市近郊のヒメギフチョウ探しを初めよう。
小岩の下側に蛹化した1蛹(『ギフチョウの里』より)
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早春、ヒメギフチョウとカタクリの里を訪ねて
早春の里山歩きは楽しい。
道端のオオイヌノフグリが出迎えてくれる。
落葉を踏みしめて小道をゆくと、越冬明けのスジボソヤマキチョウが林間を縫うように舞い、シータテハやヒオドシチョウが路上で翅を広げている、羽化したてのコツバメやルリシジミ、エゾスジグロシロチョウも姿を見せる。
カタクリ群生地うっすらとピンク色に4月2日染まるはずがまったく気配なし
蕾はまだしっかり固い
ところが昨日、長野市郊外のカタクリ群生地に行ってみたところ、入り口のダンコウバイはまだ固い蕾。奥に進んでもあの懐かしいカタクリの花も全く開花していない。例年は今頃が七分咲きのはずなのだが…。ようやくのこと一輪だけ咲く花をみつけた。
そういえば、今年は越冬明けのチョウには先週、キタテハをひとつ見ただけ。山々の残雪量は例年並みだし、このことろそれほど寒くもない…のにである。蝶友に聞いても、まったく見ていないという。どういうことだろうか。
白馬村のヒメギフチョウは例年4月10日〜15日頃に姿を見せるが、今春は一週間くらいは遅れそうだ。待ち遠しい。