早春、ヒメギフチョウとカタクリの里を訪ねて
早春の里山歩きは楽しい。
道端のオオイヌノフグリが出迎えてくれる。
落葉を踏みしめて小道をゆくと、越冬明けのスジボソヤマキチョウが林間を縫うように舞い、シータテハやヒオドシチョウが路上で翅を広げている、羽化したてのコツバメやルリシジミ、エゾスジグロシロチョウも姿を見せる。
カタクリ群生地うっすらとピンク色に4月2日染まるはずがまったく気配なし
蕾はまだしっかり固い
ところが昨日、長野市郊外のカタクリ群生地に行ってみたところ、入り口のダンコウバイはまだ固い蕾。奥に進んでもあの懐かしいカタクリの花も全く開花していない。例年は今頃が七分咲きのはずなのだが…。ようやくのこと一輪だけ咲く花をみつけた。
そういえば、今年は越冬明けのチョウには先週、キタテハをひとつ見ただけ。山々の残雪量は例年並みだし、このことろそれほど寒くもない…のにである。蝶友に聞いても、まったく見ていないという。どういうことだろうか。
白馬村のヒメギフチョウは例年4月10日〜15日頃に姿を見せるが、今春は一週間くらいは遅れそうだ。待ち遠しい。