自然写真家・栗田貞多男の撮影日記

Sadao kurita Photography Diary


JPS(日本写真家協会)自然写真家・栗田貞多男の信州の四季の撮影記録を綴ります。
(写真の無断使用はかたく禁じます)

ギフチョウ・ヒメギフチョウ 飼育まだ羽化せず

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地表の古い樹皮内側に蛹化(『ギフチョウの里』より)

 

 

例年、今頃には羽化するギフチョウヒメギフチョウが一頭も羽化しません。

 

考えてみると、今年の長野市の3月の平均気温は3〜5℃ほど低いようで、オオムラサキ越冬幼虫も、じっと葉の裏に止まったまま.....。

 

今週末は天候悪化の予報なので、来週あたりから長野市近郊のヒメギフチョウ探しを初めよう。

 

 

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小岩の下側に蛹化した1蛹(『ギフチョウの里』より)

 

 

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早春、ヒメギフチョウとカタクリの里を訪ねて

早春の里山歩きは楽しい。

 

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道端のオオイヌノフグリが出迎えてくれる。

 

 

落葉を踏みしめて小道をゆくと、越冬明けのスジボソヤマキチョウが林間を縫うように舞い、シータテハやヒオドシチョウが路上で翅を広げている、羽化したてのコツバメやルリシジミ、エゾスジグロシロチョウも姿を見せる。

 

 

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カタクリ群生地うっすらとピンク色に4月2日染まるはずがまったく気配なし

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蕾はまだしっかり固い

 

 

ところが昨日、長野市郊外のカタクリ群生地に行ってみたところ、入り口のダンコウバイはまだ固い蕾。奥に進んでもあの懐かしいカタクリの花も全く開花していない。例年は今頃が七分咲きのはずなのだが…。ようやくのこと一輪だけ咲く花をみつけた。

 

そういえば、今年は越冬明けのチョウには先週、キタテハをひとつ見ただけ。山々の残雪量は例年並みだし、このことろそれほど寒くもない…のにである。蝶友に聞いても、まったく見ていないという。どういうことだろうか。

 

白馬村ヒメギフチョウは例年4月10日〜15日頃に姿を見せるが、今春は一週間くらいは遅れそうだ。待ち遠しい。

 

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このフォトは昨年4月15日白馬村にて(『ギフチョウの里』に掲載)

ギフチョウの里

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長野県白馬山麓と姫川谷をメーンに、ギフチョウ族の生活史と混棲の実態を追った、全160ページ(カラー120ページ)の生態写真集です。

 

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Nikon D800からD810にバージョンアップ

約50年ニコン派ですが、友人が一昨年D810を購入し、作品を拝見したところ、D800よりはひとクラスレベルアップで素晴らしい。

 

なにが良いかというと、質感がしっかりしており派手ではなく品がある...

 

ということで、私もD810を購入しました。

 

D800の気になる金属質のシャッター音もなく、秒5コマも蝶などの生態写真撮影にはありがたい。

 

自然撮影向けに今のところ、申し分なしです。

 

 

早朝の丹霞郷にて

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たそがれの北アルプス連峰遠望

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長野県軽井沢から小諸市へ至る浅間山麓の一般道「浅間サンライン」からは、はるか西方に槍・穂高連峰をはじめとする北アルプスの山並みが見事に並ぶ。特に夕景には山々や空も赤く染まり、感度的なシーンとなる。

3月11日、夕方5時目、穂高連峰の真ん中に夕日が落ちていった。

浅間山 噴煙と残雪のベストシーン

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この一ヶ月近く、長野・群馬県境の浅間山の勝王が活発で、噴煙もよく上がっている。

長野県小諸市東御市軽井沢町追分あたりからはまだ時折浅間山に残雪があり、その後、数日は山腹に浅間山特有の山頂から山腹へ放射状の雪筋が現れる。

刻々と変化する噴煙と山肌の残雪パラーンの組み合わせは浅間山ならでは。

絶好の撮影テーマに挑戦してみてほしい。

ブログ開設しました

ブログを開設しました。

 

日々撮影した信州の四季をお届けしていきたいと思います。

 

また、新刊情報やその他お知らせも随時更新してまいります。

 

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