国蝶・オオムラサキ 越冬幼虫調査(長野市松代)
一ヶ月近く過ぎてしまいましたが、長野市郊外の松代の里山で、オオムラサキ越冬幼虫の調査を地元の方々主催にて行い、私も参加しました。
期日は11月24日。長野県北部、標高約300メートルのこの地では、ちょうどこの頃直前に一気に寒くなり、オオムラサキ幼虫も食樹エノキから一晩のうちに幹を降り、根元近くの落ち葉に潜り込みます。
という訳で、地元で環境整備や保護活動に数年間取り組んでおられる20数名の方々とエノキ根元周辺の落葉を一枚一枚裏返しつつ(越冬幼虫が落葉裏側に止まっているため)、根元から5mほどから探索!
ところが、いない!!根元1m近くになってもゼロ!!
いささか皆焦ってきたところ、「いた!いた!」の声。
それから、よくよく根元近くから計20頭以上を発見し、安心しました。
成蝶の飛ぶ空間などを伐採整備したので、来年夏が楽しみです。
(※尚この地は「オオムラサキの森」として地区で保護しており、無断入場できません)
エノキ大木の根元周辺の落葉を一枚ずつ探す
葉裏のオオムラサキ幼虫。体長2センチ弱。保護色となり、目立たない。
翌春4月。越冬からさめた幼虫は摂食を再開し、6月にサナギになり7月初め頃、羽化する。(写真は生態写真集
『オオムラサキ』より)
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