自然写真家・栗田貞多男の撮影日記

Sadao kurita Photography Diary


JPS(日本写真家協会)自然写真家・栗田貞多男の信州の四季の撮影記録を綴ります。
(写真の無断使用はかたく禁じます)

白馬山麓 フクジュソウに越冬エルタテハ訪花

白馬山麓へ、ギフチョウヒメギフチョウの様子見がてら早春の撮影行。

AM11:00で気温は21度。春の陽気につられてエゾスジグロシロチョウや越冬後のタテハ類が舞いおどり、長かった冬を忘れさせてくれます。

 

10年以上前に訪れた飯森のザゼンソウ群生地は、まだ半分雪の中。

その雪の中から濃赤褐色のザゼンソウが頭をのぞかせる....そんなシーンを探すものの、ほとんどザゼンソウ見当たらず。時期的には開花に合わせたはずがなぜ?

 

ようやく2〜3の小さめの花を見つけました。

生育環境の大きな変化は見られず、近年の温度上昇によるものでしょうか。

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やっと見つけたザゼンソウ。かつては群生地だったが...

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それでも小さなお地蔵様のような姿はかわいらしい

 

ザゼンソウはあきらめて、道沿いのフクジュソウの群生を撮っていたら、赤茶色のタテハチョウが訪花。なんと越冬後のエルタテハでした。

この花とチョウのシーンは初めて。いささかボロでしたが、白馬らしいラッキーな出会いでした。

 

 

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道沿いに咲くフクジュソウ。バックの白い山は栂池方面。

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フクジュソウに訪花した越冬後のエルタテハ