自然写真家・栗田貞多男の撮影日記

Sadao kurita Photography Diary


JPS(日本写真家協会)自然写真家・栗田貞多男の信州の四季の撮影記録を綴ります。
(写真の無断使用はかたく禁じます)

【特集】ギフチョウの里 「第10回 / ギフとヒメギフ、どちらが早く羽化!?」

 

ギフチョウヒメギフチョウの混棲地としては東北や北信濃の一部などが知られていますが、このような地では、どちらが早く羽化するのでしょうか。

 

長野県北部、信越県境に位置する混棲地は、豪雪地帯としても知られますが、両種の発生はヒメギフチョウが4月上旬、ギフチョウが4月中下旬のようです。

 

これは、幼虫期から蛹i化に至り、盛夏を越えた時点からの両種の蛹体内での生育の違いと思われますが、詳しくはギフチョウの里 をご覧ください!

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オオオヤマザクラの花から花へ舞うヒメギフチョウ(4月中旬長野県白馬村

 

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【特集】ギフチョウの里 「第9回 / 春一番、ヒメギフチョウ羽化」

早春、ギフチョウヒメギフチョウの地表にある蛹からの羽化は、毎春見ていながら感動もの!!

あの固い殻にピシっと胸部と腹部間に一つの筋入り、見る間に成虫が抜け出します。

 

抜け出した直後、成虫は地表をめまぐるしく歩き回り、近くの小枝や突きだした葉柄などを登り、しかも何度も場所変えをして、ようやく翅が伸びるのを待ちます。

 

おそらく、クモや地表生肉食昆虫などを避けているのでしょう。

 

およそ1時間、翅が伸び切るとヒラヒラと舞い始めます。

 

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羽化直後、小枝によじのぼるヒメギフチョウギフチョウの里より)

 

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約30分後、ひととおり翅がのびるが、まだ飛翔できない。ギフチョウの里より)

 

 

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【特集】ギフチョウの里 「第8回 / ギフチョウ一年ぶりの再会へ!」

私の住む北信濃はまだヒメギフチョウも少し早く、やむにたまらず新潟や富山のギフチョウ再会へ.....。

 

長野県からはマイカーにて約2時間、新潟県糸魚川市へ。

日本海にもほど近い里山は常緑の草木も多く、暖地そのもの。

信州には少ないヒメサエリの花も美しい。

 

林床のスミレ類にギフチョウは訪花。

カメラ片手に一年間待っていた至福の時間を楽しむ一日です。

 

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ギフチョウ訪花(新潟県糸魚川市蓮台寺/4月上旬)

 

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青海黒姫山を望むギフチョウ生息地(新潟県糸魚川市蓮台寺/4月上旬)

 

 

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【特集】ギフチョウの里 「第7回 / 今シーズンのリュードルフィア 発生時期は!?」

もちろんリュードルフィア愛好家の皆さんは、いわずものがのテーマにて....。

 

私の住む信越県境近くは日本でも屈指の豪雪地帯にて、春先になってもその残雪状況や日照などにより両種の羽化出現時期が毎年、異なります。

 

さて、今春のギフチョウヒメギフチョウとの出会いはいつか!?

今冬、北陸の降雪はすさまじい反面、信越県境は意外に例年の半分程度の積雪...。

3月が低温でなければ白馬山麓や飯山は、例年どおり4月中下旬が羽化ピークでは!?

とあろうかと願っています。

 

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オクチョウジザクラに訪花吸蜜するギフチョウ

4月下旬、長野県鍋倉山

ギフチョウの里P55より)

 

 

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【特集】ギフチョウの里 「第6回 / キクザキイチリンソウとギフチョウ訪花」

キクザキイチリンソウは淡青色の小花を密集する美しいスプリングエフェメラル。

信越県境の小谷村のギフ・ヒメギフ混棲地にも、残雪の北アルプスを見る地にあります。

 

このいわばベストポイントで、待つこと数時間、付近を飛び回っていたギフチョウが訪花....。

一秒足らず、ピントを合わせる間もなく、飛び去りました。

蜜源としてはおそらく価値なしかも....

みなさんの経験はいかがでしょうか!?

 

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キクザキイチリンソウ群落(長野県小谷村大網)

 

 

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【特集】ギフチョウの里 「第5回 / キブシの花とヒメギフチョウ吸蜜について」

私の住む長野市周辺はヒメギフチョウの生息エリアで、春先に羽化したヒメギフチョウカタクリやスミレ、それと里山の小木、キブシの花にもよく訪れます。

 

キブシに訪花したヒメギフチョウは長時間(10秒から数分間)吸蜜した後、飛び立ちますが、そのほとんどがしっかりと飛翔することなく、翅を開いたまま螺旋状に弧を描きつつ、降りてしまいます。

 

キブシの花には、なにかヒメギフチョウに対しての麻酔作用などあるのでようか!?

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キブシに吸蜜するヒメギフチョウギフチョウの里P13より)

 

 

 

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【特集】ギフチョウの里 「第4回 / ギフチョウ探訪:北海道のエゾヒメギフチョウは、なぜ黄色い花を好むのか!?」

北海道のヒメギフチョウは、その形態から亜種エゾヒメギフチョウとされますが、吸蜜植物も本州とは異なり、黄花のエゾノリュウキンカ、青色のエゾエンゴサクなどが主となります。

 

これは、なによりこれらの花の群落が生息地近くに多いということで、チョウも学習しつつ馴染むようです。

 

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エゾノリュウキンカに吸蜜するエゾヒメギフチョウ(photo:kawata)

 

f:id:kuritasadao:20180226113044j:plainエゾエンゴサクに吸蜜するエゾヒメギフチョウ(photo:kawata)

 

 

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